森に住む「ヒメボタル」 まぶしい明滅で飛び交う

2019.06.28
ニュース丹波市地域

「パッパッ」と歯切れのよい光を放ちながら林の中を飛ぶヒメボタル=兵庫県丹波市氷上町新郷で

「森のホタル」とも呼ばれる「ヒメボタル」の飛翔が、兵庫県丹波市内で始まった。カメラのフラッシュのように明滅するホタルを撮影しようと、写真愛好家が大勢撮影に訪れている。

同市氷上町新郷の伊尼神社そばの自生地では20日、周辺の街灯にカバーが取り付けられた。観察や写真撮影がしやすいようにとの配慮で、暗くなった林の中を「パッ、パッ」と歯切れの良いまぶしい光を放ちながら飛び交った。同神社では18日頃から飛翔が見られるようになったという。

ヒメボタルは体長が7ミリほどとゲンジ、ヘイケより小さい。メスが飛べないため、生息範囲が広がりにくい。森や林の中にいることから人目につきにくい。

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