子どもたちがペダルやブレーキのない二輪車「ランバイク」でレースする「第2回デカンショフレンドカップ」がこのほど、兵庫県丹波篠山市宇土の駐車場で開かれた。2歳から6歳まで約50人が参加。激走する子どもたちに負けないくらい、保護者たちも大歓声を上げ、親子の熱い戦いが繰り広げられた。
同市の子育てグループ「キッズライダー」の主催。年齢別のクラスに分かれ、2回の予選をへて順位決定の決勝に挑んだ。
大人顔負けのコーナーリングを見せる子もいれば、泣いてしまう子も。それでも、保護者や子どもたちに手を引かれてゴールを目指す姿に、誰もが大きな拍手を送っていた。
参加者全員が表彰されたほか、表彰台も用意され、立派なトロフィーを受け取った子どもたちは「ばんざーい!」と両手を高々と掲げていた。
同グループが、「もっと多くの人にランバイクのおもしろさを感じてほしい。親子で熱くなってほしい」と企画している。
3歳の息子のレースを見守った母(36)は、「子どもが一人でスタートしてゴールまでたどり着く姿を見て、夫婦で感動した。主催者のみなさんが温かく、子どもの心までフォローしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」と目をうるませていた。