多くの学校で夏休みが始まった。兵庫県丹波市の北小学校ではこのほど、夏休み中の水難事故を防ごうと、着衣水泳の授業が開かれた。6年生40人がTシャツやジーンズなど、普段着のままで水に入り、泳ぎづらさを体感、助けを待つ「浮く」姿勢を確認した。
児童は水を含んだ服が体に密着する感覚を体験し、担任の教師から、あごは引かず、頭を起こさない、力を抜いて胸とお腹、太ももが水面に近づくようにすると教わって「浮く」姿勢をとった。
また、おぼれた人を見つけた際は、浮きそうな物を投げる、大人を呼ぶ、119番通報をするなどの事項を確認した。
男児は「泳ぎにくかった。自分は浮きやすい体質なのかよく浮いた」と話していた。