兵庫県丹波篠山市立古市小学校に通う同市草野地区の児童8人がこのほど、通学路そばの岡村硅子さんの畑で下校時にミカン狩りを満喫した。児童たちは鈴なりの木から次々と実をもぎ、甘酸っぱい香りを楽しんでいた。
ミカンの木は、硅子さんの夫、寿和さんが3年前に亡くなってから、親戚の岡村直廣さんが世話している。3年目の今年は1本の木に200個ほどの実がついた。
直廣さんは、下校時の児童の見守りをしていることもあり、児童たちに喜んでもらおうとミカン狩りを同校に提案した。
児童たちは直廣さんに準備してもらった袋を片手に実をもぎ、「おいしそう」「実がいっぱい」と喜んでいた。
6年生の女子児童はは「酸っぱいところと甘いところがあっておいしい。毎年楽しみにしている」と話していた。