兵庫県丹波市内にある温水プールの女子更衣室で、盗撮疑い事案が発
生していたことが7日までに分かった。同プールは現在、営業を自粛し、
施設入り口の玄関におわびの文書を掲示している。
プール運営会社の弁護士によると、12月27日午後8時18分ごろ、利用者
の女子中高生10数人が更衣室内のベビーベッドの上に置かれた不審なバ
ッグに気付き、生徒の関係者が中を確認したところ、動画撮影ソフトを
起動させたスマートフォン(スマホ)が入っていた。
スマホは、プール運営会社の社員で、30歳代の男性インストラクター
の私物。他の社員らの追及に、盗撮目的でバッグを置いたことを認めた
という。運営会社は同日、警察に通報した。
弁護士によると、バッグを置いたのは同日午後7時50分ごろという。ま
た、インストラクターが女子生徒の関係者からスマホを取り返し、デー
タを消去したため、映像は確認できなかったという。
運営会社の社長(57)は、「被害に遭われた方と関係者にご迷惑をか
け、おわびする。当該社員は厳正に処分する。今後、このようなことが
ないように再発防止に努める」と謝罪した。
丹波警察署は「広報事案でなく、答えられない」とコメントした。