兵庫県丹波市の久下小学校で24日、修了式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、通常、体育館で行う式典を運動場で実施。卒業生以外の児童たち(計91人)は、澄み渡った青空の下で大木修校長から修了証を受け取った。
同市内の小学校は今月3日から臨時休校となり、最大2日の登校日をへて修了式を迎えた。
同校では児童たち全員がマスクを着用し、2メートルほど間隔をあけて運動場に整列。飛沫防止のため、校歌は歌わず、曲だけを流した。
大木校長は、学年ごとの代表者一人に修了証を授与し、「春休みもまた家に居ることの多い日々になるが、先生や家族が見ていなくても、自分のやるべきことをしっかり決めて、4月7日からの新しい学年に備えてください」と伝えた。
5年生の男児は、「外での修了式は少し驚いたけれど、コロナが怖いから安心して式に臨めた。春休みは家の中でゲームばかりしていると、体力も学力も下がるので気をつけないと」と話していた。