普段は観光客でにぎわう兵庫県丹波篠山市。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人影は激減している。しかし、自然の時間はいつもと変わらずに流れ、ハチはせっせと花から蜜を採る。
住宅の植栽のツツジ(幅、高さともに約1・5メートル)に群がっていたのはコマルハナバチ。十数匹がぶんぶんと飛び回る。
花の中に懸命に体全体を潜り込ませ、蜜や花粉を採取。出てきたハチの脚に付いている薄黄色の丸い物体は「花粉だんご」だ。
無事に”テイクアウト”を済ませると、栄養たっぷりの食事を仲間たちの待つ巣に持ち帰っていた。