兵庫県丹波篠山市東吹と東岡屋をまたぐ篠山川に架かる「渡瀬橋」の欄干にあるイノシシ像が手作りの布マスクを着けている。以前から地元住民の有志らが季節感の演出や観光客へのPRにとデコレーションをしてきたが、有志によると今回は誰がつけたものか不明という。
通称「イノシシ橋」と呼ばれる由来となっている像は、”体長”約1メートル。イノシシ肉を使った「ぼたん鍋」が特産であることをPRしており、無骨ながら愛らしい像を写真に収める人の姿も見られる。
像は合計4体あるものの、マスクをつけているのは東吹側の2体のみ。政府が配布を進めている布製マスクが1世帯当たり2枚ということを反映しているとみられる。
さらに意図してかどうかは不明だが、うち1体はマスクが外れた状態。緊急事態宣言の解除が話題になっているが、思わず、「気を緩めず、ちゃんと着けて!」と言いそうになる。
住民有志は通常、道路管理者の県丹波土木事務所に届け出ているが、同事務所によると、今回はどこからも届け出は出されていないという。