道を横断する「バン」＝2020年6月10日午後1時23分、兵庫県丹波篠山市黒岡で
兵庫県丹波篠山市黒岡の「よし池公園」から北側にある水田に向かって野鳥の「バン」が歩いて道を横断する姿が見られる。道を横断する鳥と言えばカモが有名だが、ちょこちょこと早歩きのバンの姿も愛らしい。
体長は30センチほどで、黒い体に額が赤く、くちばしは黄色、指が長くて太い脚が特徴。水かきがないため、首をひょこひょこと降りながら泳ぐ。
バンという名前の特由来は、稲につく害虫などを食べるため、「田の番をする鳥」とされることから。
普段は池の中で泳いでいるが、時折、陸に上がると池横のフェンスをくぐり抜けて道へ。車や人が通らないことを確認してから道を横断して田んぼに入ってはエサを探している。
地元住民の男性によると、まれにヒナも一緒に渡ることがあるそう。「後ろから小さいのがついていく姿がかわいい」と話している。
