兵庫県丹波篠山市の竹細工職人・外山重樹さん(60)が、竹を使ったカブトムシやクワガタムシを制作している。
硬いモウソウチクを使用。体など黒い部分はバーナーであぶった後にぬかを使って磨き、ニスを使って光沢を持たせた。脚や触角も竹の枝で、火であぶりながらゆっくりと曲げていったという。
近くで見ると作り物とわかるが、少し離れると本物の虫のよう。外山さんは、「あまりずらりと並べると、ちょっと怖いかもしれません」と笑い、「遊びで作ったものだが、少しでも竹細工に興味を持ってもらえるきっかけになれば」と話している。