兵庫県丹波市内の小学校で24日、2学期が始まり、市立鴨庄小学校では全校児童に1学期の通知表が手渡された。夏休みを挟んでの1学期の評価に児童たちは興味深そうに見入っていた。
新型コロナウイルスによる臨時休校の影響で遅れた教科の学習を進めようと、同校は1学期終業式の前日まで通常授業を実施。授業の準備と通知表作成で学期末に教師の業務量が一時的に膨らむのを避けるため、夏休み期間を使って成績をまとめた。
同校では「あゆみ」と名付けられた通知表。3・4年生(複式学級で13人)は、担任の木村大倫さん(29)が、それぞれの児童の1学期のがんばりをたたえながら通知表を渡した。3年の男児は、「朝からドキドキしていた。自分が思っていたより『よくできる』がたくさんあった。2学期はもっとがんばりたい」と笑顔だった。
木村さんは、「コロナでイレギュラーな事がいろいろ起こる中でのこと。子どもたちも楽しみにしていたし、今年はこれもいいんじゃないでしょうか」と笑っていた。