兵庫県丹波市の竹田小学校5年生12人がこのほど、学校近くの西山酒造場のほ場で、酒米「兵庫北錦」の稲刈りに挑戦した。杜氏や蔵人に指導を受けながら、黄金色に輝く稲を次々に刈り取った。収穫した酒米は同社の商品「甘酒ヨーグルト」の原料になる。
同社が無農薬で栽培するほ場13アールの一部分を、稲刈り鎌を使って丁寧に刈り取った。杜氏の八島公玲さん(48)が「ヘビがいないのを確認し、稲を持って鎌を引いて刈り取って」とアドバイス。次第にこつをつかみ、みるみるうちに稲の束を積み上げた。
女子児童は「初めての稲刈りだったけれど、楽しかった。商品になるのが楽しみ」とほほ笑んでいた。
同社は17年前から、同校児童に田植えや稲刈り体験の場を提供している。