高級栗「丹波栗」の産地として知られる兵庫県丹波市春日町で7日、春日部小学校の3年生23人が丹波栗「美玖里(みくり)」の収穫体験を楽しんだ。茶色に色づいたイガからのぞいた栗を探しては、せっせと火ばさみで収穫した。
毎年恒例の行事。児童は社会科などで農産物について学んでおり、「地域の宝物」を見つけようと、近くで栽培に取り組む株式会社「ゆめの樹 野上野」(同町野上野)の栗園で体験した。
同社役員から収穫のコツを聞いたあと、さっそく栗を探した。落ちたイガを見つけては靴で踏み、火ばさみで上手に収穫した。栗が3つ入っているイガを発見した子は「三つ子や」と大歓声を上げていた。
収穫を楽しんだ男子児童は、「栗拾いは初めてなので楽しかったよ」と目を輝かせていた。