兵庫県丹波篠山市にある篠山東雲高校で飼育されているヤギが今年6月から週に1回程度、地域の拠点施設「SHUKUBA」へ”出張”し、庭の除草に活躍している。時折「メェ~」と鳴きながら、以前から庭の整備に励んでいた生徒らとともに雑草取りに勤しむ姿に、生徒や近くの施設に通うお年寄りたちも癒されている。
同校ではオスの「アメ」、メスの「ユキ」「アラレ」の3頭を飼育。2017年に「ヤギによる草刈り効果」を実証しようと、”入学”した。教諭によると、「調子の良いときは1頭につき、1時間に3平方メートルぐらいの草を食べる」という。普段は同校のグラウンドや南側にある山の斜面などで除草役を担っている。
生徒たちが地域貢献の一環で施設の庭の整備に励んでおり、「せっかくならヤギに食べてもらおう」と、校外へ初めて”出張”させることにした。
2年生の女子生徒は、「生えてる草ならなんでも食べます」と笑い、「自由気ままな姿に癒される」と話していた。