兵庫県丹波篠山市にある洞光寺でモミジが見ごろを迎え、古刹を真っ赤に彩っている。本堂周辺ではモミジとイチョウの落ち葉が、赤と黄の”じゅうたん”で共演。17日には多数の観光客が訪れ、幻想的な風景をカメラに収めながら、頭上からひらひらと舞い散る”モミジ吹雪”に去りゆく秋を惜しんでいた。
南北朝時代の1374年、曹洞宗の寺院として創建されたと伝わっており、近年、紅葉の名所として人気を集めている。同寺職員の男性(48)によると、今月上旬からじわじわと色づき始めたといい、「今月末ごろまで楽しめるのでは」と話す。
毎年、夫婦で見物に訪れているという同市内の女性(71)は「今年は特に色鮮やかに見え、ホッとする。何回見ても良いですね」とほほ笑んでいた。