コロナ禍も心一つに 全校児童でタイルアート制作 1万枚超使用「笑顔で乗り越えたい」

2020.11.28
地域

PTAと全校児童で作り上げたモザイクタイルアート=2020年11月28日午前11時44分、兵庫県丹波篠山市草ノ上で

兵庫県丹波篠山市立多紀小学校のPTAが全校児童111人とともにモザイクタイルを使って同校の校章と「多紀小」の文字を入れたアート作品を制作。28日、同校でお披露目した。

下絵に従って色を塗った1センチ四方のタイルを100枚使い、正方形のパーツ1つを作成。計121のパーツを組み上げてアート作品に仕上げた。裏面には、将来の夢や好きな言葉などをしたためた。

児童たちは、「おー」「すごい」と完成を喜び、「みんなの心を一つにしてできた作品。笑顔でコロナも乗り越えたい」と喜んでいた。

PTAでは開校5周年に合わせて、「密になることを避けながら、みんなで一つの作品を仕上げる楽しさを感じてもらいたい」と企画。6月から各学年で制作を続けてきた。役員の男性は、「コロナ禍の中であっても、工夫すれば一つのことができるということを感じてもらえたら」と目を細めていた。

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