双子の白菜 「なんでこんなことに?」 専門家「生長点被害で脇芽か」

2020.11.29
地域

双子のようになった白菜=2020年11月23日午後4時50分、兵庫県丹波市内で

兵庫県丹波市に住む男性(74)の家庭菜園で”双子”の白菜が育ち、「珍しい」と話題になっている。男性は、「何十年と栽培しているけれど初めて。なんでこんなことになるんだろう」と不思議がる。

種苗店で買った苗を植えた。周囲より少し小ぶりながら、株元から2つに分かれたほぼ同じサイズの白菜ができている。

野菜に詳しい県丹波農業改良普及センターの吉村佳典さんは、「芯の生長点が何らかの理由で被害を受け、脇芽が出たのでは」と推測。病気が原因で1株から4つ、5つ脇芽が出た白菜を見たことがあるという。ただし、これらは成長が悪く、食用にならなかったという。

吉村さんは、「2個ともちゃんと育ったのは珍しいと言える」と話していた。

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