兵庫県丹波篠山市は新型コロナウイルスの影響で打撃を受けている地域の事業者と市民の生活を支援するため、市内で使えるクーポン券を全市民に配布する「まるいのお年玉クーポン」事業を計画し、開会中の市議会に予算を提案している。可決されれば、1月下旬にも配布する。大人は1人2000円分、18歳以下は5000円分を予定している。
事業費の1億700万円は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。
市商工観光課によると、クーポン券は1枚500円分で、大人は4枚つづり、18歳以下は10枚つづり。クーポンの有効期限は今後決定する。お釣りは出ない。配布人数は大人が約3万5000人、18歳以下が約5800人を想定している。
今月24日の市議会本会議で予算が可決されれば、クーポンを取り扱う事業所を募集。商工会員だけでなく、非会員も含めて募るという。
市と商工会などで実行委員会を組織して事業を行う予定。
市は、「地域内にお金を還元できる事業で、市民、お店にとってウィンウィンとなる取り組み。子育て世代の支援にもつなげたい」としている。