兵庫県丹波市の大森栄司さん(51)が、自宅玄関の軒先に、来年のえと「丑」の人形などをあしらったにぎやかな巨大しめ飾りを飾っている。見学自由。1月15日まで展示している。
栄司さんと娘の春菜さん(10)が製作。しめ飾りや、全ての人形を、もち米の稲わらを使って約10日間かけて完成させた。
長さ2・3メートルのしめ飾り「ごぼう」の上で、さまざまな物語を展開させており、中央に配置した牛の人形で、昔ばなし「花咲かじいさん」のワンシーンを再現したほか、子どもの牛が景気よく餅つきをしている様子や、宝船に乗った七福神、ツルやカメ、タイなど縁起物もあちらこちらにあしらわれている。
栄司さんは、「コロナ禍で気持ちが沈みがちだが、この作品を見て、少しでも楽しいなあ、うれしいなあという気持ちになってもらえたら」と話している。