気持ちを込めて書き初めをする児童＝2021年1月8日午前11時22分、兵庫県丹波篠山市黒岡で

新春を迎え、兵庫県丹波篠山市内の各学校では書き初め大会が開かれている。児童や生徒たちは、コロナ禍中にあっても新たな年の始まりの喜びを胸に、元気に筆を走らせている。

市立城北畑小学校では8日、全校児童が書き初めに挑戦。密にならないことを目的に時間や場所をずらして開催し、5、6年生計52人は、体育館で広く間隔を取って書き初めを行った。

教諭から「濃く、太く、気持ちを込めて」などとアドバイスを受けた児童たちは正座をし、毛筆で「伝統を守る」や「強い決意」などと伸びやかに揮ごう。お正月の伝統を満喫していた。

5年生の男児は、「いろんな授業をがんばれるように、思いを込めて太く書いた」と笑顔。コロナ禍中については、「早くなくなってほしい」と願っていた。