「1.17」を前に 小学校で避難訓練やメモリアル集会 震災犠牲者への祈りも

2021.01.15
地域

座布団で頭を守りながらグラウンドに避難する児童たち=2021年1月15日午前10時26分、兵庫県丹波篠山市黒田で

阪神・淡路大震災が発生した1月17日を前に15日、兵庫県丹波篠山市内の小学校や幼稚園で避難訓練が行われた。

同市立西紀南小学校と西紀みなみ幼稚園では、休み時間中に同市で震度5弱の地震が発生したという想定で実施。全校児童と園児が一斉にグラウンドへ避難した。

緊急地震速報が放送で流れ、教室にいた児童たちはすぐに机の下に潜り、身をかがめた。その後は教諭の指示のもと、座布団で頭を守りながら、静かにグラウンドへ移動していた。

6年の男子児童は「地震が起きたとき、自分の命を守る行動をするための『決断力』が大事だと思った」と話していた。

避難訓練後には、各教室を「Zoom」でつなぎ、オンラインで「1.17メモリアル集会」を行った。震災復興を願う合唱曲「しあわせ運べるように」を全校児童で歌い上げ、震災の犠牲者に祈りをささげた。

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