化石見つけたよ! 産出地でクリーニング体験 アンモナイトやサメの歯見つかる

2021.02.05
地域

協力しながら化石クリーニング体験をする親子=2021年1月30日午前11時44分、兵庫県丹波市山南町谷川で

岩石から化石を取り出す「化石クリーニング」の体験が恐竜化石産出地の兵庫県丹波市立山南住民センターで開かれた。参加者は、石こうなどで固められた「擬岩」を削り、中に埋もれた本物の化石を”発掘”した。

午前、午後の部と2回行われ、午前の部には親子連れ17人が参加。隣接する丹波竜化石工房「ちーたんの館」の教育普及専門員・田中公教さんが講師を務めた。

参加者たちは、田中さんのガイドで、クリーニングを体験。先のとがった木や竹ベラを使い、手のひらサイズの擬岩を削り進めた。初めは大胆に削り、化石の姿が見えると慎重に作業。化石の全体像を想像しながら削った。

擬岩の中にはアンモナイトや、5000万年前のサメ「オトドゥス」の歯の化石があり、発掘後は用紙にスケッチし、細部まで観察していた。

オトドゥスの歯を発掘した女児は、「化石が見えたときはアンモナイトかと思った」と話していた。

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