兵庫県丹波市内の保護猫をインターネット上でマッチングするサイト「ねこねこ丹波」が7日、公開される。団体や個人が保護しているネコの飼い主を見つけるのを手伝う。同名のボランティアグループが運営し、保護活動をする人を助ける。
ネコの写真とプロフィール(予防接種や避妊・去勢の有無)など詳細なデータを掲載。丹波市内の保護主から掲載希望を募り、飼いたい人に発信する。
同グループの面接を経て、飼いたい人を保護主へとつなぐ。同グループが担うのは橋渡しのみで、譲渡は保護主と希望者とで直接交渉してもらう。同グループがネコを引き取ることもしない。利用無料。
代表を務める池上かおりさんが面接を担当する。池上さんは、5年前にネットを介し、殺処分寸前だった神戸市の保護猫を引き取った。以来、保護猫に関心を持ち、市内の保護猫団体から2匹目を引き取るなど、3匹のネコを飼っている。
保護猫団体の活動に触れたり、個人で保護活動をしている人がいることを知る中で、飼い主を探す手伝いができないかと考え、友人に相談。賛同した渡辺顕さん、足立健さん、どうもとちひろさんが、サイト開設やイラスト提供で協力した。
池上さんは、「譲渡会は人手、その他の準備が必要で頻繁に開けないが、インターネット上でならいつでも見てもらえる。活動している人たちの支えになり、幸せなネコを増やすお手伝いができれば」と話している。