兵庫県丹波市氷上町の運送会社「大伸急行」(北野晶三社長)が、市内の小学生3人が「あおり運転防止」をテーマに手掛けた交通安全ポスターを元に大型のシールを作り、自社の大型トラック12台の荷台に張って啓発する取り組みを始めた。荷物と一緒に、子どもたちの願いを乗せて、西は広島、東は関東一円を走る。
同社の北野有作専務(46)が、「県児童・生徒の交通安全ポスターコンクール」で、3人が金、銀、銅賞に選ばれたことを知り、「子どもたちの活躍をたたえ、安全運転も啓発したい」として企画。シール製作には、同社の従業員らが、知人や友人から協賛金を募った。
3人の児童は、「ニュースであおり運転の映像が流れるたびに怖いと感じている。多くの運転手にポスターを見てもらい、思いが伝われば」などと話していた。