あおり運転やめて! 大型トラックに児童の絵 運送会社が粋な啓発

2021.02.10
地域

トラックに自身が手掛けた交通安全ポスターが張られたことを喜ぶ児童と関係者たち=兵庫県丹波市氷上町で

兵庫県丹波市氷上町の運送会社「大伸急行」(北野晶三社長)が、市内の小学生3人が「あおり運転防止」をテーマに手掛けた交通安全ポスターを元に大型のシールを作り、自社の大型トラック12台の荷台に張って啓発する取り組みを始めた。荷物と一緒に、子どもたちの願いを乗せて、西は広島、東は関東一円を走る。

同社の北野有作専務(46)が、「県児童・生徒の交通安全ポスターコンクール」で、3人が金、銀、銅賞に選ばれたことを知り、「子どもたちの活躍をたたえ、安全運転も啓発したい」として企画。シール製作には、同社の従業員らが、知人や友人から協賛金を募った。

3人の児童は、「ニュースであおり運転の映像が流れるたびに怖いと感じている。多くの運転手にポスターを見てもらい、思いが伝われば」などと話していた。

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