気になる木 地元で話題「マッチ棒の木」 正体は自然の造形

2021.02.12

ぽっこりと突き出した丸い木。通称は「マッチ棒の木」=2021年2月12日午後2時14分、兵庫県丹波篠山市内で

あの木なんの木、気になる木―♪ 兵庫県丹波篠山市の山の稜線から、ぽっこりと突き出た丸い樹形をした木がある。まるで山にマッチ棒を突き刺したかのよう。地域住民らも「おもしろい形をした木やなあ、と眺めているが、なぜあんな形になったのかは分からない」と首をかしげる。

離れた場所からも気になる丸み

住民によると、「近年になってから目立ち始めた」と言い、近くの寺の僧侶も、「法事でお見えになった方々からも、『あの木は何?』と問われることがよくあります」。

 

 

 

 

正体を探るべく、生えている場所まで登って確認したところ、気になる木はヒノキ。樹高は約11メートル。地上6メートル付近から突如、枝が斜め上に向かって生え、葉を茂らせている。それより下にも枝はあるが、そのすべてが枯れている。

近づいてみると

枝打ちやせん定がされた形跡はなく、まさに自然がつくり出した造形だった。

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