バラで夢みる「おはぎ」 子育て仲間と手作り カラフル「あん」の花咲かす

2021.02.16
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「夢みるお菓子『Toi toi toi』」を立ち上げた長澤さん(左から2人目の女性)と、協力している仲間たち=2021年2月9日午前10時41分、兵庫県丹波市柏原町東奥で

兵庫県丹波市のフリーランスの管理栄養士、長澤明美さん(37)が、子育て仲間たちと共に、手作りお菓子の店「夢みるお菓子『Toi toi toi(トイトイトイ)』」を立ち上げた。観光まちづくりの会が運営する同市柏原町の「田庭(たにわ)コミュニティハブ」を拠点にし、地名「柏原」(かいばら)の「バラ」にちなんで、“バラのおはぎ”をメインに売り出す。4児の母でもある長澤さんは、「お母さんたちが笑顔になるようなお菓子を提供していけたら」と話している。

「Toi toi toi」は、ドイツ語で「うまくいくように」というおまじないの言葉だそう。

「夢みるおはぎ」と名付けたバラのおはぎは、丸めたご飯の上に、ピンクや黄など天然色素で色付けした白あんで作った繊細な花をのせている。塩味の効いたご飯部分と、白あんの花部分の味のバランスに気を配り、食べやすい味に仕上げた。あんの花は「あんフラワー」と呼ばれているという。

「田庭」が、「小さい子どもから高齢者までが集う場所」を目指していることから、「おはぎなら全世代に人気」と商品第1号に選んだ。

「気分転換、息抜きになる」子育て仲間が手伝い

繊細なバラのおはぎ「夢みるおはぎ」

長澤さんの思いに共感し、協力しているのは、内堀奈美さん(37)、合田奈津美さん(31)、菅沼加奈子さん(41)。3人とも幼児がおり、「集中してお菓子作りをするのは、気分転換や息抜きになる」と笑顔。メンバーらは「目にした瞬間に驚き、わくわくした気持ちになるおはぎを作りたい」と話している。

3月3日に「田庭」で販売をスタート。予約制で16―23日まで、インスタグラムから予約を受け付ける。丸型ボックス入り(6個)で税込み2500円。またプレオープンとして、2月28日に同市春日町野村のまきんこの森内「くぅ&こた」で行われるイベントに出店し、単品販売(税込み1個350―400円)を行う予定。

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