農林水産省は19日、伝統的な農林水産業を継承し、6次産業化などに取り組んでいる地域を認定する「日本農業遺産」に、兵庫県丹波篠山市の「丹波篠山の黒大豆栽培―ムラが支える優良種子と家族農業」など、4県7地域を新たに認定したと発表した。
認定地域と内容は次の通り。
▽富山県氷見地域=氷見の持続可能な定置網漁業
▽兵庫県丹波篠山地域=丹波篠山の黒大豆栽培 ~ムラが支える優良種子と家族農業~
▽兵庫県南あわじ地域=南あわじにおける水稲・たまねぎ・畜産の生産循環システム
▽和歌山県高野・花園・清水地域=聖地・高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農林業システム
▽和歌山県有田地域=みかん栽培の礎を築いた有田みかんシステム
▽宮崎県日南市=造船材を産出した飫肥(おび)林業と結びつく「日南かつお一本釣り漁業」
▽宮崎県田野・清武地域=宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム