兵庫県丹波市の認定こども園ぬぬぎはこのほど、卒園を迎える5歳児の思い出づくりにと、地元の菓子職人を招いてケーキ作り体験を行った。園児たちは、プロの技を目の前で見た後、チョコペンで一口サイズのケーキにデコレーションを楽しんだ。
「Hiro正栄」(同市氷上町)の進藤裕樹代表(51)が、ホールケーキのデコレーションを実演。くるくるとケーキ台を回しながら、専用のナイフできれいに生クリームを塗っていくと、園児たちはわくわくした様子で見つめていた。
園児たちは自由な発想でケーキに「お絵かき」。側面やお皿にも模様を付ける子もいた。ケーキ屋さんになるのが夢という女の子(6)は「チョコレートケーキとショートケーキが好き。楽しかった」とうれしそうだった。
足立仁美園長は「新型コロナの影響で、園生活にいろいろと制限がかかった子どもたちに、楽しい卒園の思い出をつくってあげたかった。プロの技を見て目が輝いていた」と話していた。