車検切れで3キロ走行 市の消防団車両 7台目の発覚

2021.03.15
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丹波市役所=兵庫県丹波市氷上町成松で

兵庫県丹波市は、車検(自動車検査登録制度)の有効期限が過ぎた消防団車両1台を、団員が公道で運転していたことを明らかにした。担当の市職員が受検予約をしたものの、実際には車検は行われておらず、完了の確認を怠った。車検切れの状態で約3キロを走行していた。市では昨年、公用車6台の車検切れが発覚している。

市によると、有効期限は2月22日。業者が2月2日に引き取り車検を行う契約だったが、3月8日になって、業者から車検ができていない旨の連絡があった。車検が切れた状態で、同7日の防火訓練で走行した。

市は、車検が確実に行われていると思い込んでいたことや、業者に実施状況を確認しなかったことなどが原因とした。今後、車検の管理シートに、車検の入庫日と完了日をチェックする項目を追加するとした。

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