城跡、黒大豆、農村風景、牡丹鍋 ロケ地売り込もう PRパンフレット刷新

2021.03.21
地域

ロケ地誘致を目的に作成したリニューアル版の「丹波篠山ロケーションガイド」=2021年3月8日午前11時35分、兵庫県丹波篠山市北新町で

兵庫県丹波篠山市は、映画やドラマ、情報番組などを製作する映像制作会社に、魅力のある市内のスポットをロケ地として売り込もうと、パンフレット「丹波篠山ロケーションガイド」をリニューアルした。「ロケ地フェア」などで業者に配布し、誘致につなげたい考え。

ガイドはA4判10ページで、表紙には八上城上空から望む市内の景色を採用。篠山城跡や河原町妻入商家群のほか、自然豊かな農村風景、神社仏閣、デカンショ祭などを紹介している。特産の黒大豆や牡丹鍋、丹波焼、地酒などの紹介も盛り込んだ。

篠山城大書院では、「超高速!参勤交代」(2014年、松竹)や「信長のシェフ」(2014年、テレビ朝日)、「のみとり侍」(2018年、東宝)など、さまざまな映画やドラマが撮影されている。河原町地区は、映画「行きずりの街」(2010年、東映)や「森の学校」(2002年、製作委員会)のロケ地になった。

ロケ地誘致には、市商工観光課内にある「丹波篠山フィルムコミッション」が映像会社と地域の橋渡しを務めている。昨年、パンフレットを製作し、より魅力が伝わるようにとリニューアルした。

同課は、「小説・半沢直樹シリーズの最新作に丹波篠山が舞台として登場したり、NHK大河『麒麟がくる』にも取り上げてもらったりして、映像の効果を感じている。市の特色をPRし、地域の活性化につなげたい」と話している。

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