「春の女神」 ギフチョウが羽化 サクラの蜜吸い「ひと休み」も

2021.04.03
地域観光

鮮やかな羽を広げながらサクラの蜜を吸うギフチョウ=2021年4月2日午前11時32分、兵庫県丹波篠山市川原で

兵庫県丹波篠山市にある「ささやまの森公園」で飼育しているギフチョウが羽化した。早春の里山を舞うことから「春の女神」と呼ばれる希少なチョウ。色鮮やかな羽を広げ、ケージ内を華麗に乱舞したり、サクラの蜜を吸いながらひと休みする姿が見られる。

黄色と黒色のしま模様に赤、青、オレンジの紋が特徴。羽を広げると5センチほどの大きさになる。成虫の寿命は10日から2週間ほどと短い。県版レッドデータブックでは、県内で絶滅の危機が増大しているとされるBランクに指定されている。

同公園職員は「限られた時期にしか見られない姿を見てほしい」と話している。

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