120人聖火つなぐ 篠山城跡でリレーへ 無観客で20メートルずつ

2021.05.23
地域

兵庫県丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場で24日午後1時から、東京五輪の聖火リレーが実施される。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言期間中のため、無観客で実施。ランナーは広場内をそれぞれ約20メートルずつ走って聖火をつなぐ。

同県の神戸、明石、南あわじ、尼崎、西宮、三田、丹波篠山の各市で走行予定だったランナー約120人が参加。広場内にゴムシートを敷いた1周280メートルのコースを走行する。

無観客での実施とテロ対策のため、午前10時―午後4時まで城跡の周囲を歩行者の進入不可(篠山小学校、幼稚園の関係者除く)とし、城跡内の道路は通行止め、三の丸西駐車場は入出庫不可とする。また市役所前から大手線までの一部区間は正午―午後3時半まで通行止めとする。

同市の酒井隆明市長は、「大変光栄なこと。一方で人が集まることを心配される声もあるため、感染防止には万全を期して聖火を次につなぎたい」と言い、「無観客のため、市民のみなさんには申し訳ないが、NHKの配信や報道などでご覧いただきたい」とした。

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