笑顔の麦秋 洋菓子店やパン職人ら収穫 「人の輪広がれば」

2021.06.06
地域

小麦の収穫に汗を流す(左から)中山さん、藤本さん、理恵さん=兵庫県丹波市春日町で

兵庫県丹波市春日町のほ場で、無農薬で育てた小麦の刈り取りが行われた。近くで洋菓子店「キャリー焼菓子店」を営む藤本雄大さん(34)・理恵さん(33)夫妻が手塩にかけたもので、知人でパン職人の中山大輔さん(30)も手伝い、手刈りやコンバインを駆使して計30アールを収穫した。乾燥後に製粉し、夏頃から同店のスイーツに使用する。

シロガネ、シラネの2品種。昨年11月に種をまき、根の張りをよくするために麦を踏み込む作業「麦踏み」を行うなどして生育させ、収穫前には黄金色に波打っていた。中力粉として使用する。

耕作放棄地を借りて栽培する3人は、「生育が良い。小麦を育てる人の輪が広がっていけば」と笑顔で話している。

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