織田家ゆかりのまち、兵庫県丹波市柏原町で5日、美しい夕焼けがまちを染め上げた。
夕暮れ時の太陽光が赤系統の色に見えるのは、高度が低くなった太陽光が日中よりも大気の層を長く通過することになるため、波長の短い青系の光が届かなくなり、波長の長い赤系の色だけが見えるようになるため。
織田信長の弟、信包が初代藩主を務めたまち。また、明智光秀が「丹波攻め」を行った際には光秀の城が置かれた。武将たちも眺めた夕焼けの色かもしれない。
あまりの美しさにカメラを構えた地元の男性(77)は、「ほんの10分ほどやけど、見る見るうちに真っ赤になった。丹波の空気が澄んでいることを実感した」と話していた。