竹の花咲く 120年に1度の珍事? 吉兆願い「手を合わせます」

2021.06.25
地域自然

「かね徳 篠山工場」の敷地内で開花した竹。稲穂に似た小さな白っぽい花を枝先につけている=2021年6月24日午後1時18分、兵庫県丹波篠山市泉で

兵庫県丹波篠山市にある水産加工食品の製造・販売会社「かね徳 篠山工場」の敷地内に生える竹7本が花を咲かせた。竹の開花は60―120年に1度といわれる”珍現象”。稲穂に似た小さな白っぽい花を、枝先に無数につけている。

竹が生えているのは、同工場の新入社員向けの研修などに利用している施設の庭。今月初旬、社員の鳥居健志さん(62)が緑から黄に変色している竹を見つけた。「最初は『病気で枯れ始めているのかな』と思ったが、調べていくうちに花だと分かった」と笑う。

冨山昇司工場長(61)は「早くコロナが終息して景気が良くなることを祈って、毎日手を合わせておきます」と笑い、吉兆を願っている。

関連記事