クワガタ販売始めました 宿泊施設の支配人が採取 自然の尊さ伝えたい

2021.06.28
地域

“天然もの“のクワガタムシが並ぶコーナー=2021年6月22日午前10時53分、京都府福知山市で

宿泊総合施設「三和荘」(京都府福知山市)が、同施設ロビーで、京都府内で採集したクワガタムシの販売を始めた。クワガタムシやカブトムシの採集歴40年以上の山脇達也支配人(49)が、亀岡市や京丹波町内などで捕まえた“天然もの”で、ノコギリクワガタやヒラタクワガタなどを販売している。8月下旬まで。

今はクワガタムシが中心だが、7月中旬からカブトムシも扱う。販売はしないが、山脇支配人が繁殖させた、目の色が白い「ホワイトアイ」のオオクワガタも展示している。

採集をライフワークとする山脇支配人は、シーズンになるとほぼ毎日、山に入るという。展示、販売を通じ、特に子どもたちに自然の尊さを伝えたいと、5年ほど前からコーナーを設けている。「ここ数十年で気候や森林環境が変わり、以前より早く採集できたり、10月に入っても捕まえられたりする時もある」と語る。

単体500円、雌雄ペア800円。7、8月は休みなく営業する。

関連記事