「丹波焼」×焙煎所 ギフトボックスを販売 こだわりカップとコーヒー粉セットに

2021.07.26
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お中元用ギフトボックスの販売でコラボした、「マグナムコーヒー」代表の古荘利治さんと企画した安達さん、「タンバスタイル」の市野勝磯さん(左から)=2021年7月15日午前11時39分、兵庫県丹波篠山市福住で

日本六古窯の一つとして名高い「丹波焼」の作家グループ「TANBA STYLE(タンバスタイル)」が、兵庫県丹波篠山市福住にあるコーヒー焙煎所「MAGNUM COFFEE(マグナムコーヒー)」とコラボし、お中元用ギフトボックスの販売を始めた。同グループの作家によるオリジナルのマグカップ2つと、丹波篠山市外からも多くの客が訪れる同焙煎所がこだわるコーヒー粉がセットになっている。同グループ副委員長で、「陶勝窯」(同市今田町上立杭)の市野勝磯さん(48)は「それぞれの窯元の個性溢れるマグカップで、じっくりとコーヒーを味わってもらい、『おうち時間』を楽しんでほしい」と話している。

8人の丹波焼作家が作陶したカップ2つがセットになっており、約20セットから選べる。丹波焼の伝統的な色合いの黒と白のシンプルなものから、淡い水色やピンク、幾何学模様や筆のラインが入ったものなど、伝統と個性を融合させたカップがそろっている。

コーヒー粉は、低温で抽出できる「コールドブリュー」(1袋20グラム×5)か、「ドリップバッグ」(1袋11グラム×6)のどちらかを選ぶ。ブラジルとエチオピアの豆をブレンドしており、甘みが強く、飲みやすい。

ネットを通じて地域の魅力を発信し、同グループのネットショップサイトも運営する同市内の株式会社「Local PR Plan」代表の安達鷹矢さん(33)が企画した。

勝磯さんは「コロナ禍で展覧会などのイベントがなくなり、作品を披露する場も少なくなっている。これを機に丹波焼のことを多くの人に知ってもらい、新たな販路開拓にもつながれば」と期待しており、「お中元はもちろん、結婚式や誕生日などに大切な人への贈り物にもぜひ」と話している。

ネットショッピングサイト「Yahoo!ショッピング」で購入できる。値段はカップによって違い、6660―1万4000円。

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