まるで玉手箱 新メニュー「モコモコ丼」 燻煙で「映え」

2021.07.30
地域

料理にかぶせた透明カバーを上げると、燻煙が立ちのぼる趣向を凝らした「モコモコ丼」=兵庫県丹波篠山市矢代で

兵庫県丹波篠山市にあるユニトピアささやまは、施設内で伐採したサクラの木のチップで、ハワイ料理の「ロコモコ」風の料理を瞬間燻製にした新メニュー「モコモコ丼」を発売している。料理にかぶせたドーム型の透明カバーの中に立ち込めた燻煙の中から料理が“現われる”趣向で、客を楽しませている。

人気メニューの黒豆ハンバーグ、ヘルシーな五穀ひじきご飯、彩り野菜、温泉卵、角切りアボガドを一皿に盛り付けた。皿の上に透明なカバーをかぶせ、桜チップで燻製にすると、煙で料理が見えない状態に。そのままテーブルへ運び、客がカバーを開けると、まるで玉手箱を開けたように料理が“登場”する。

厨房の調理師で、同メニュー発案者でもある、レストランフロア担当の田中啓輔さん(44)は「見て楽しんで、食べておいしいを実感してほしい」と話している。

1400円(施設入場料別途)。提供はレストランレイクサイドで午前11時半からで、平日は午後1時45分、土日曜、祝日は2時45分まで。インスタグラムで同メニューの動画を配信している。

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