兵庫県にある丹波篠山市、株式会社自然回復(神戸市)などの事業者、神戸大学、市民有志でつくる「農都ささやま外来生物対策協議会」がこのほど、篠山城跡堀で外来種のミシシッピアカミミガメの「捕獲見学&体験会」を開いた。親子7人が参加。引き揚げたわなにカメが入っていると喜び、わなの効果を体験した。
2016年から、甲羅干しをするカメの習性を利用し、水中に浮かべたいけすにカメを落とす「日光浴わな」を仕掛けている。現在12カ所に設置。月に1回程度、点検、捕獲している。
市民に外来種問題や、自然環境に関心を持ってもらおうと開催。わなからカメを取り出したり、カメの計測・記録などを体験したりした。この日はミシシッピアカミミガメ6匹、クサガメ3匹を捕獲した。
小学1年生の男の子は「カメはプニプニしていた」、4歳の男の子は「カメは夢に見たことあるけど、初めて見て触った」と喜んでいた。