「認知症になっても大丈夫」―。
兵庫県丹波篠山市は、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)が共同して制定している9月21日の「世界アルツハイマーデー」と、9月の「世界アルツハイマー月間」にちなみ、認知症普及啓発のシンボルカラー、オレンジ色で施設を装飾するキャンペーンを展開している。
市役所ロビーには、オレンジの風船、ペーパーフラワー、「認知症サポーターキャラバン」のマスコット「ロバ隊長」の切り紙などが窓口に飾られ、明るい雰囲気に。「コロナ禍もあり、ビタミンカラーのオレンジで元気づけたいとの思いもあった」と、同市長寿福祉課の西山美恵さん。「認知症になっても、本人も周りの人も笑顔で暮らすまちが目標。まずは認知症に関心をもってもらいたい」と話している。