環境や生き物に配慮したお米「農都のめぐみ米」づくりを推奨している兵庫県丹波篠山市は4日から8日まで、学校給食に市内産めぐみ米の新米を使用している。
農都のめぐみ米は、▽濁った水を流さないことで「下流域にやさしい」▽おたまじゃくしの成長を待って田の水抜きをするなど「生き物にやさしい」▽化学肥料や農薬の使用を減らすなど「環境にやさしい」―ことが特徴。現在、市の取り組みに共感した約100軒の農家が栽培に取り組んでいる。
給食の時だけマスクを外した児童たちは、採れたての新米を味わった。5年生の女子児童は、「そういった米作りをされていることはすごい。話を聞いた分、余計に甘くておいしい」とほほ笑んでいた。
市は来年1月以降、給食をすべて農都のめぐみ米にする方針。