美しい紅葉巡って 参拝者にスタンプも 10カ寺へ「もみじめぐり」

2021.11.06
地域

記念スタンプを押した御朱印と、もみじめぐりのパンフレットを手に参拝を呼び掛ける小新屋観音保存会の村上さん=2021年11月1日午前9時59分、兵庫県丹波市山南町小新屋石金で

兵庫県丹波市観光協会は、モミジの紅葉が美しい市内10カ寺に足を運んでもらおうと11月30日まで、「丹波もみじめぐり」を実施している。3年目の取り組み。参拝の証として各寺院が用意している御朱印の隅に押す「もみじめぐり記念スタンプ」をリニューアルした。期間中、イベントやライトアップを行っている寺院もある。

参加している寺院は、▽第1番・高源寺(青垣町桧倉)▽第2番・円通寺(氷上町御油)▽第3番・岩瀧寺(同町香良)▽第4番・達身寺(同町清住)▽第5番・高山寺(同町常楽)▽第6番・白毫寺(市島町白毫寺)▽第7番・石龕寺(山南町岩屋)▽第8番・小新屋観音(同町小新屋石金)▽第9番・慧日寺(同町太田)▽第10番・三寳寺(柏原町大新屋)―。

毎年好評を博している記念スタンプ付き御朱印(有料)。さらなる誘客を図ろうと、「丹波もみじめぐり」のロゴにそれぞれの寺院名が押印されていたスタンプをリニューアル。新スタンプは10カ寺をつなぐ意味合いで、寺院名は入れず、ロゴと第1番から第10番までの番号を入れている。

御朱印は手書きで対応する寺院と、書き置きで対応する寺院がある。入山料が必要な寺院がある。納経時間内に参拝する。

例年、期間中の参拝者が2000人程度という小新屋観音では、葉は小さいが緑、黄、赤の鮮やかな色づきが同時に楽しめるヤマモミジが林立している。同観音保存会の村上芳功さん(73)は、「ほかの寺院より参拝者の数が少ないことが逆に売り。穴場なので、ゆったり落ち着いて参拝してもらえます」とほほ笑み、参拝を呼び掛けている。

詳細は、同協会ホームページへ。

もみじめぐり期間中のイベントやライトアップの日程は次の通り。

【イベント】▽円通寺もみじまつり=14日▽石龕寺もみじまつり=21日
【ライトアップ】▽石龕寺=30日まで午後5―8時▽小新屋観音=7―23日午後5―9時▽三寳寺=19、20日午後6―9時

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