やっと香った キンモクセイが開花ピーク 例年よりかなり遅く 子どもたちは「果物のにおい?」

2021.11.05
地域自然

甘い香りを漂わせているキンモクセイ=2021年11月4日午後1時21分、兵庫県丹波市氷上町佐野で

やっと咲いた―。 兵庫県丹波地域では9月末ごろに咲き始めるキンモクセイが、今年は11月に入った今、開花のピークを迎えている。丹波自然友の会代表の梅垣守明さんは「どういうわけか分からないが、ずいぶん遅れた印象。ヒガンバナはいつもより少し早かったのに、不思議」と話している。

大木造園(同県丹波市)によると、市内では通常、9月末から10月初旬に開花する。市内の庭木をせん定に回る中、「今年は咲かないのかと思ったほど」と話す。

市内では「キンモクセイが咲いたらマツタケが出る」「秋祭りの頃に咲く」とも言われており、丹波新聞社にも「今年はキンモクセイが咲かない」との電話情報が寄せられていた。

キンモクセイの香りを楽しむ子どもたち=2021年11月4日午後1時27分、兵庫県丹波市氷上町佐野で

丹波市立南小学校では、中庭のキンモクセイが甘い香りを漂わせ、児童らは「果物のにおい?」「ミックスジュースみたいなにおい」などと言いながら香りを楽しんでいた。

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