3月21日は「春分の日」。ようやく冷え込みが穏やかになってきた兵庫県丹波篠山市では、ウメが例年より1、2週間遅く見ごろを迎えている。
やっと花開いたウメにレンズを向けていると、冬鳥「ジョウビタキ」の姿が見られた。
全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭部が銀白色、顔が黒色。メスは頭部が淡い褐色。ともに腹部は橙色をしている。ウメに飛来していたのはメスだ。
積雪の少ない土地で越冬することから、冬の風物詩として知られており、そろそろ繁殖地のチベットや、中国東北部、ロシア極東部などへと旅立つ。
咲き誇るウメと冬鳥は春分の日にふさわしい、季節の移り変わりを伝えてくれている。