兵庫県丹波篠山市西古佐にある県立丹波並木道中央公園内に恐竜をイメージした複合遊具が完成した。早速、多くの親子連れが訪れ、あちこちで笑顔がはじけている。
公園内の森林活動センター広場前には大型複合遊具(長さ約24メートル、高さ約6メートル)と恐竜造形遊具(長さ約3メートル、高さ約2・3メートル)が、あおぞら広場には恐竜化石造形複合遊具(長さ約10メートル、高さ約3メートル)が設置された。
長さ約12メートルの長い滑り台が特徴的な大型複合遊具には、フリークライムや通り抜けパネルなどがある。恐竜造形遊具は、ティラノサウルスをイメージしたもの。大型複合遊具の滑り台正面にティラノサウルスが口を開いて待ち構えているような配置になっている。
恐竜化石造形複合遊具には滑り台やロープクライム、フロート渡りなどがある。森林活動センター前広場には昨年、動き、鳴く恐竜模型2体も設置された。公園内には太古の生きもの館もあり、さらに遊び、学べる場所になった。
「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム」の中核施設と位置付けられる同公園。より多くの利用者に恐竜に興味を持ってもらうことや、子育て世代から複合遊具を設置してほしいとの要望を受け、県丹波土木事務所が整備した。事業費は約7800万円だった。
今井良広県民局長は、「2020年度は過去最多の来園者があり、21年度も前年度を上回る勢いになっている。さらに楽しんでいただける遊具の完成で、『恐竜ツーリズム』を楽しむ人が増えていくことを期待したい」と笑顔で話していた。