春めいた陽気が続く中、兵庫県丹波篠山市内では、ツバメたちが本格的に”帰省”し、春の訪れを告げている。
暖かい東南アジアや九州地方などで越冬していたツバメたち。市内では3月下旬ごろから姿を見せ始め、4月に入ると一気に川や田畑の上空を飛ぶ数が増えてきた。
時折、民家の屋根などに舞い降り、じっと辺りを見渡す姿も。まもなく始める巣作りに向けて環境を吟味しているのかもしれない。巣の材料となる泥がある田やエサの見つけやすさ、人間との距離感など、まるで「理想の家探し」をしているかのようだ。
人間だけでなく、野鳥にとっても新生活を始める春だ。