最高気温が25度を超え、夏日となっている13日の兵庫県丹波篠山市。腕まくりをする人も増えてきた。
そんな中、「キリキリコロコロ」と特徴的な鳥の鳴き声。カワラヒワだ。何気なくレンズを向け、姿を追いかけていると、水路に降り立った先で先客のスズメと遭遇した。けんかするでもなく、並んで足を水に浸ける。「や、暑いね」と言いながら、涼んでいるかのようだ。
しばらくすると、スズメが体を勢いよく水に叩きつけ、ブルブルと体を震わせて水を飛ばす。涼しい顔のカワラヒワは黙って見ているだけだった。
スズメたちが水浴びをするのは、主に体に付いた汚れや寄生虫を落とし、羽毛を清潔に保つため。また、体温を下げる目的という説もある。
シャッターを切りながら、額に汗がにじむ。隣で足を浸したい衝動にかられた。