おいしいお米になあれ―。兵庫県丹波市の氷上町香良園芸育苗組合(足立義弘組合長)で、コシヒカリの育苗が進んでいる。初夏のような気温が高い日が続き、ハウス内は室温が30度を超える日も。夜間も外気を取り入れ、育ち過ぎないように気を配っている。
発芽後3日目の稚苗をJA丹波ひかみから搬入し、17棟あるハウスで3週間ほど育て、硬化苗にして、同市内の青垣、氷上、山南地域に出荷する。今シーズンは苗箱4万6000枚の出荷を予定。4月29日から5月1週目のゴールデンウイークがピークで、2万枚を出荷する。
足立組合長(67)は「ここで失敗したら、生産者に迷惑がかかるので、毎日観察しながら育てている。年によって気温が違うので、難しい」と話している。