猪肉お供に散策を ホットドッグを開発 地元食材ふんだんに

2022.04.30
地域

「ボアドッグ(プレーン)」を手にする上山さん(右)と、「ボアチリドッグ」を持つ槇原さん=2022年4月19日午前10時50分、兵庫県丹波篠山市二階町で

兵庫県丹波篠山市のグルメバーガーショップ「OFF the record(オフザレコード)」と、丹波ささやまホロンピアホテルが、2種類のホットドッグを共同開発した。猪肉のソーセージに、黒豆、おからなど、丹波篠山産の食材をふんだんに使用。城下町散策のお供として気軽に食べてもらえるメニューを、と考案した。オフザレコードで提供を始めている。

オーソドックスな「ボアドッグ(プレーン)」(税込み600円)と、ややスパイシーな「ボアチリドッグ」(同880円)。「ボア」は英語で「イノシシ」の意。

どちらにも、地元の食肉加工業「篠山ハム」が手掛けた猪肉ソーセージを使い、アクセントに黒豆クリスピーを散りばめる。ボアチリドッグのソースには、同市の黒豆卸売店「小田垣商店」の黒豆と、手作り豆腐工房「夢豆腐」のおからを使用。素材本来の味を生かすため、辛さ控えめに仕上げた。

商品化に向け、オフザレコードストアマネージャーの槇原侑希さん(32)と、同ホテル5階の和食居酒屋「魚菜うえぱら」料理長の上山兼治さん(39)が、打ち合わせを重ねた。槇原さんは「商品を通じ、いろいろなつながりもできた。ライトな形で丹波篠山に触れてほしい」とほほ笑み、上山さんは「ここでしか食べられない、丹波篠山らしいメニュー」と話している。

関連記事