兵庫県丹波篠山市はこのほど、同市出身の中森俊介投手(19)が所属するプロ野球・千葉ロッテマリーンズと昨年に続きスポンサーシップ契約を締結した。7月6日に本拠地のZOZOマリンスタジアム(千葉市)で、協賛試合「丹波篠山黒豆ナイター」を開催。中森投手関連の事業に協賛する個人や企業・団体も募集を始め、協賛者には応援グッズを贈るなど、市を挙げて中森投手を応援するムードを高める。
酒井隆明市長が同スタジアムで、河合克美球団社長と契約書にサイン。中森投手には自然と環境に配慮した地元産コシヒカリ「農都のめぐみ米」450キロを贈った。めぐみ米は球団の寮などで選手たちに提供される。
7月6日午後6時から始まる黒豆ナイターでは、昨年と同様、試合前のデカンショ踊り披露や、丹波篠山黒大豆などの特産品の販売コーナーの開設、大型ビジョンなどでの市のPR映像上映などを行う。ふるさと納税ブースも設け、納税を呼び掛ける。
試合の相手はBIGBOSSでおなじみの新庄剛志監督率いる北海道日本ハムファイターズが予定されている。
千葉ロッテとの地域連携協定事業では黒豆ナイターのほかに、今後、選手による市内での野球教室や中森投手の講演会などを計画。個人1口1万円以上、企業・団体1口3万円以上で協賛金を募っており、サインボールやタオル、オフィシャルTシャツなどを贈る。
市のふるさと大使も務める中森投手は3月末にイースタン・リーグでプロ初勝利を挙げており、酒井市長は、「後援会の発足準備を進めるなど、地元を挙げて中森投手を応援していく。農都のめぐみ米でパワーアップした中森投手の1軍デビューを楽しみにしている」とした。